Karasuryu – Hibikine Kage

朧烏さんのオリジナルキャラクター「からすりゅう」ちゃんをテーマにした曲を作りました。
 
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ハウスをベースにした和風な曲です。伝統楽器のような音を意識してサウンドメイキングを行いました。また、伝統楽器自体のサンプリングも多用しています。
全体を通して、笛は最初から最後まで入っています。ちょっと空気のノイズが多めな音色に作りこんで、雰囲気を出しました。
中盤ではからすりゅうちゃんの跳ね回る様子をイメージして、がらっと曲調を変えてみました。最後はアップリフティング・トランス風にして月読龍の壮大な世界を表現しています。
 
朧烏さんにはホームページでも紹介してもらって、もう感謝感激雨あられです。
 
 
ここからはちょっと技術的な話を。
 
曲中では伝統音楽っぽさを出すために、和声的短音階(ハーモニック・マイナー)を使っています。また、その中から5音だけでメロディーを作る、ペンタトニックスケールを多用しています。特に、第4音と第7音を抜く「ヨナ抜き音階」と呼ばれるものは、和風っぽさを出すのに一役買っています。
 

 
メインの調はト短調ですが、途中の急に明るく跳ねるようになるところは部分的にハ長調、すぐにト長調と変化させています。モーツァルトの「ピアノソナタ ハ長調K.545」を意識したフレーズになっています。底抜けに明るいこれらの調で、からすりゅうちゃんの跳ね回るようなイメージを表現してみました。
ハ長調とト長調は属調の関係にあるので、比較的スムーズに転調できます。その点、ト短調と前後を繋ぐ時は若干違和感が出てしまいますので、スムーズに繋がるように一工夫しています。

最も悩んだ構成についてです。
 
Intro – A – B – C – A’ – B – D – Outro
 
主なフレーズは、母の実家に帰っている間に作りました。雪が積もるほど降っていて身も凍るような環境で考えました。人間こういう状態のほうが思いつくもの。
その後家に帰ってAまで作った状態で、次の構成をどうするかずっと悩んでいました。Bを2週間ぐらいかけて作ったのですが、その先がなかなか思いつきませんでした。この曲を作るのを諦めようとも思いました。
ふと、朧烏さんの「からすりゅう」の紹介ページを眺めている時に、この文章を見つけました。
2015年2月22日追記 リンクを修正しました。

好奇心旺盛で、興味を惹くものがあると無表情でじーっと見つめている事がある。
その様子はまるで何かに夢中になる子供のようだ。
自分の役割を果たすために熱心に学んでいるのか、それとも何も考えてないのか…。
また、人懐っこく甘え上手でもあるようで
この世界の住人にも可愛がってもらっている。
 
おなごの身であるが、何故かおのこに間違えられることが度々ある。
しかし本人はあまり気にせず、むしろそれすらも楽しんでしまっている。
私としてはそれが大変心配なのだが…。

このフレーズを見たら、「思い切ってメッチャ明るい調に転調してみるか!」と思いつきました。そうしてCが出来た途端に、曲の最後までその日のうちに完成してしましました。いやはや、よく調べることは大切です。
 
C~A’では、曲のテンポが速く感じられるように裏拍に全てスネアを入れています。ロックを意識して、キックの音もアコースティックなものに変更しています。A’の後半ではエレキギターも入っています。
元々私はロックは全く聞かず、エレキギターの音が大嫌いでした。しかし、twitterの「#リプきた曲に対して語る」というタグで来た曲を聴いているうちに、いつの間にかロックをはじめとして色々なジャンルを楽しく聴けるようになっていました。twitterのフォロワーの皆様のおかげで成長できております。ありがとうございます。音楽の食わず嫌いは良くない。
 
アウトロはイントロとほぼ同じです。イントロの最後と、アウトロの最後に入っているオーケストラ・ヒット(ジャン!って音)は、ストリングス、スネアをベースとして、その他の打楽器、笛などを重ねて作っています。オーケストラ・ヒット音源は使っていません。
 
マスタリングは1回目の時は高音を割ってしまい、聴くに堪えない音源をアップロードしてしまいました。曲の製作中など、大音量で聴き続けると騒音性難聴で高音の聴覚が麻痺してくるためでした。高音を思いっきりブーストしているのに気付かないという……w そもそも耳に悪いので、もっと音量には気を付けて製作するべきでした。
できれば1週間ぐらい置くとか、他の人に任せるとかして客観視した状態でミキシングやマスタリングをするべきなのですが、いつもすぐに公開したくてさっさと終わらせてしまいます……w
 
 
なんだかんだいって結構時間のかかった1曲ですが、大きく成長できた1曲でもあると感じました。改めて、朧烏さんありがとうございました。
 
 
(どうでもいい話ですが、このページの背景のアニメーションを作るのに半日かかりました。javascriptの勉強が足りない)

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